「不自由展」封筒破裂、名古屋・大阪会場は同一犯か 同じ差出人名

朝日新聞2022年1月9日付けの記事は、名古屋の表現の不自由展会場に送られてきた封筒が破裂した事件で、差出人名や消印の郵便局名が、その約10日後に大阪市の同様の展示会場に送られた郵便物と同じだったことがわかったと報じた。

東京の紙面では小さい扱いで、以下の中谷弁護士のコメントが全く掲載されていないので、引用紹介します!

連帯してがんばろう!

主催団体の共同代表「展示再開は必要」 昨夏の関連展示を主催した団体の共同代表を務める中谷雄二弁護士は、妨害行為に憤りつつ、名古屋市が事実上中止としたことも「妨害行為への加担」と指摘。展示再開を求めている。

――批判を受けた作品をどう思いますか。 

「企画展は約2カ月後に再開できたが、残る会期の1週間では、作品を見たい人たちが見られなかった。そういった人たちのために昨夏の関連展示をしようと、共同代表を引き受けた」 「なぜこれが表現として封じられなければならないのかと疑問を感じた。批判する人もそうでない人もちゃんと作品が見られるようにしたいし、自由に意見交換ができる場が必要だ」

――犯人に対しては。

 「表現行為を暴力的に妨害することは、民主主義社会の基礎を崩す。人の権利も認め、互いに意見を戦わせるのが最低限のルールだ。悪質な事件で許せない」 「名古屋市は、事件直後に休館にしたが、安全確認を取り警備を強化した上で、すぐに再開するべきだった。そうしなかった市の判断は、妨害行為に加担したも同然だと思う。だが今は、失われた表現の自由を共に回復しようと再開を要請し、呼びかけている」――今後も再開を求めるのですね。 「失われた表現の自由を回復する。犯人に『中止させようとしたけれど、うまくいかなかった』『妨害したってダメなんだ。民主主義社会には回復力があるんだ』と示す。そのために再開は必要だ」(大野晴香、山下寛久)

#表現の不自由展